2023年5月の山行

 大台ヶ原 (大杉谷)
 
シシ淵 大杉谷の絶景 ニコニコ滝が見えます



 実施日:5月25日(木)夜行~5月28日(日)朝着
 参加者:IH、IT、KW(SL)、TU、NM、HT、FT、KD(L)
 行程
5月25日:我孫子20:15-20:45日暮里20:48-21:11新宿-バスタ21:50
5月26日:6:15松坂6:48-7:50三瀬谷7:55-タクシー8:45登山口宮川発電所9:20-12:12千尋滝-14:05ニコニコ滝-14:17平等グラ-15:14桃の木山の家
5月27日:桃の木山の家6:20-7:16七ツ釜滝-9:50堂倉滝-11:20栗谷小屋分岐11:50-14:20日出ヶ岳(大台ヶ原山)14:45-15:35大台ヶ原バス停
大台ケ原バス停16:10-19:20近鉄大和八木22:15-翌5:45バスタ 
 費用
電車:我孫子-新宿(736×2)、松坂-三瀬谷(590)
バス:新宿-松坂(8,800)、大和八木-新宿(7,200)、大台ヶ原-大和八木(2,700)
タクシー:19,000÷8人≒2,400
宿泊:桃の木山の家(11,000+弁当1,000)
合計:35,200円 


今回、全く馴染みの無い関西の山を選んだのは写真でシシ淵を見たのがきっかけだったと思います。調べてみるとアクセスも良く、夜行バス利用なら小屋一泊で無理なく歩けることがわかりました。年間雨量の多い所でしたが、幸運にも一日目の二時間程度小雨に降られただけですみました。日本三大渓谷というだけに、清流と岩、滝の景観は見応えがあり、歩きがいがありました。危険な箇所には鎖もありますが、常に道(岩)が濡れているため、緊張を強いられました。しかし慎重に歩けば問題ありません。ずっと川の音を聞き、いくつもの吊り橋を渡り、どっぷりと渓谷美に浸りました。二日目の後半は山に入ります。期待していた石楠花は例年より10日程早かったようで山頂付近で少し見ることができました。また、TUさんが左ひざの調子が悪く、痛みをこらえて歩きとおしてくれたことに、サブリーダーのKWさんはじめ皆さん(HDさん)に御協力いただいたことに心から感謝いたします。とても楽しい山旅(川旅)をありがとうございました。(IHさんの内緒のビデオもGOOD。)

 
登山口(宮川第三発電所付近)にて
 

 
宮川左岸を歩きながら
 
 
熊谷つり橋
 

千尋滝 大杉谷最大落差135mの巨瀑


シシ淵 V字型の峡谷の向こうにニコニコ滝が見える

シシ淵付近ではこの3年毎年 死亡事故や
滑落事故があったとのこと。

ニコニコ滝

平等嵓  山水画のような絶壁とつり橋


 
シシ淵から平等嵓付近は、濡れた岩が滑りやすく気が抜けない。
滑落事故多発の看板が随所に 


 



 
 
桃の木つり橋を渡れば桃の木小屋 

 
桃の木山の家の玄関

 昭和15年に建てられた。当時の小屋の写真が食堂にありました。

夕食はカツカレー
   平日だったので木の香りのするお風呂にも入れました。 

翌日も大杉谷を歩きます。頑丈な鎖が付いているので安心ですが、緊張感の連続。



 

 

 

 

 光滝…つぎつぎに滝があらわれます


常倉滝つり橋 1979年(44年前)このつり橋のワイヤーが切れて
死亡事故があり、長い裁判の結果、国県の管理責任を訴えた
登山者が負けたそうです。裁判の話は行きの
タクシーの運転手さんに伺いました。 


 常倉滝


 栗谷小屋近くで桃の木小屋のチマキ弁当、これが美味しかった!
ここからシャクナゲ坂 シャクナゲ平をへて日出ヶヶ岳へ。


 

 

 

 

 

 

 これは ヒルではなくて、オオダイガハラサンショウウオ
日本(紀の川 吉野川 以南の奈良県 三重県 和歌山県)
固有種 絶滅危惧Ⅱ類・・・見つけた人 さすがです


日本百名山の深田久弥は日出ヶ岳を「秀ヶ岳」と書いてます。
一度目は奈良の方からこの頂上まで。二度目は頂上から大杉谷へ下り、
これは見事な谷である。つぎつぎとすばらしい滝があらわれる。水は清く豊かで、
峡谷の美しさは日本中で屈指といっていい
』 と締めくくってます。



内緒のビデオ

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