7月の山行

浜石岳(707m)・静岡県由比(ゆい)


  頂上にて1. 



実施日:  2023年7月30日(日) 快晴 
参加者:  (SL)ONZ 、(写真)KH、(記録)SK、TN、YG、(L)M (6名) 
コースタイム:   ・5:31我孫子 ― 6:20上野 ― 8:23熱海 ― 8:45沼津 ―
9:18由比 9:30(タクシー) ― 9:50浜石野外センター登山口 → 10:57浜石岳山頂11:05 →11:35但沼分岐 → 12:05(昼食)12:25 → 13:30立花山分岐 → 15:30浜石岳・登山口 → 15:45薩埵峠入口・(山之神石碑)16:00(タクシー) ― 17:21由比 ― 18:08沼津 ― 20:32品川(成田行) ― 21:25我孫子
                  〈累積標高差:登り386m、下り869m〉
装備: 日帰り山行一般、飲み水・(多め)、他 
 費用: JR我孫子⇔由比 6,820円、(JR休日パス等)、タクシー2台×2 (6,640円)≒ 1人/1,100円 計6,540円 
 集中連絡先: FRさん 


概 要 

 梅雨が明けて今回の山行当日までの10日間、猛暑日がつづいていた。このような状況の中、低山の山行を実施するということで、参加者の皆さんの体調が気掛かりでした。しかし当日は、待ち合わせ場所の我孫子駅にメンバーのKhさん、Skさん、Tnさん、そして私の4人が元気に集合。定刻5時31分発の上野行きの常磐線に乗車。途中、柏駅から乗車のYgさんと合流しました。
 上野駅で6時20分発のJR上野東京ライン熱海行きに乗り換え。更に熱海駅と沼津駅でもそれぞれ乗り換えて9時18分由比駅に到着しました。ここで、小田急線小田原駅経由で東海道本線に乗り継いで来られるサブリーダーのOnzさんと待ち合わせ。スケジュール通り、参加者6名全員が駅前に揃いました。2台のタクシーに分乗。西山寺コースの登山口、浜石野外センターキャンプ場に向かいました。
 身支度を整え、YgさんとOnzさんは今回が初対面、にこやかに挨拶を交わしたあと、出発前の記念撮影後、先頭にOnzさん、Khさん、Ygさん、Skさん、Tnさん、私がしんがりという隊列で、いよいよ山頂を目指して出発です。キャンプ場を抜けて、野外センター分岐辺りからは木々の林に変わり傾斜もゆるく歩きやすい。山道の傍らには小さな花々が見られました。中でもカワラナデシコがピンク色の可憐な花を綺麗に咲かせていました。やがて山頂近くに辿り着くと斜面の草はらにはワラビの新鮮な葉の群生が見られた。そんなワラビに気を取られていると、先に山頂へ到着したメンバーからの歓声が聞こえてきました。                              
 山頂では今回の山行目的である光景が目の前に現れました。青空に白い雲をたなびかせた富士山を背景に咲き誇るヤマユリの花、そして眼下には青い海も望めました。花の百名山、ヤマユリの花が咲いていて本当に良かったです。感動のあまり、炎天下に居ることをすっかり忘れて、写真撮りに夢中になってしまいました。
このあと、写真担当のKhさんのカメラで記念写真撮影を済ませて下山開始。ただ、暑さ対策と距離短縮を図るため、あらかじめ西山寺コースへ抜ける分岐のルートを選択していたために、やむなくコース変更を余儀なくされました。しかし、このあとは、Onzさんがスマホに取り込んでいてくれたデジタルマップ(地形図)を頼りに歩行。お陰さまで、道に迷うことなくスムーズな足運びとなりました。
 途中、薩埵峠への分岐地点に差し掛かるころ,時計は丁度12時を指していたので檜林の日影で昼食休憩をとることにしました。そこは涼しい風がやさしく吹く空間で、山登りの実感を味わいながら、しばし息抜きのひと時をすごしました。


浜石野外センター前で 


山頂にて2  花の百名山「ヤマユリ」 





頂上にて3.  青空に白い雲、広々とした山頂 




 
お昼  歴史を感じさせる巨木 



 荒れた竹藪の中を




ひと休み 


 
藪の中下山  駿河湾に向かってひたすら下山 



さった峠・展望台に向かって 



 名物 桜えびのかき揚げ


 食後12時30分ごろに出発。隊列の順番もいつの間にか変わっていました。最後尾にKhさん、そしてYgさん、Skさん、Tnさんが私の後ろについてくれていました。間もなく、山道にも変化が表れて険しい箇所も徐々に増えてきました。先頭を行くOnzさんは、ずっと蜘蛛巣払いに余念がない歩き方です。また、竹やぶの道は、竹は刈り取られているものの滑りやすそうで気が抜けません。この薩埵峠⇔浜石岳コースには、あまり入山者はいないのか、当日この道を辿ったのは私たちだけのようでした。
 下山も終盤に差し掛かり、浜石岳登山口の車道に出てホッとしたのも束の間、こんどは車道わきの階段を下りて、背丈以上もある藪道に分け入らなければなりません。深い藪道で、なかなか踏み込めず躊躇していましたが、デジタルマップが示す「この道しかない」と、Onzさんの言に従うしかない。藪の中の道は足元が見えにくく、こけないよう気を付けながら慎重に歩きました。
 時間にして数分というわずかな距離だったのか、過ぎてみればいい思い出です。
 下山ルート、山頂から約5時間余りの歩行距離を、体調を崩される方もなく無事に歩き通しました。「デジタルマップの導き」にも感謝です。
 緊張する場面もありましたが、頑張ったという達成感も味わえたのではないかと思います。ご一緒くださった皆さま、感謝いたします。ありがとうございました。
 由比名物、桜エビのかき揚げとても美味しかったです。 
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 今回の山行は、暑さ対策のためタクシーを往復使用する結果となった。
M・T記





             資料:東海道由比交流館 



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