2024年1月の山行

 笹尾根  
 
笹尾根からの冨士



◆日 程:2024年1月27日(土)
◆参加者:男性3人 、女性2人
◆コース・タイム: (日の出6:48、日の入り17:07)
1月27日 丸印数字は発着ホーム
【往路】(布佐5:11-我孫子5:31着)東我孫子5:22-6:00日暮里6:03-6:25
新宿(ホリデー快速おくたま1号)6:45-7:27拝島7:35-7:54武蔵五日市着
武蔵五日市駅前からジャンボタクシー(横川タクシー)乗車8:10-9:00仲の平登山口
〈登山開始〉9:00-10:50数馬峠11:00-11:25笛吹峠-11:40丸山(昼食)12:20-12:30入沢-12:35小棡峠12:40-13:10土俵岳13:20-13:30日原峠13:40-14:35浅間峠14:55-15:55上川乗登山口
【復路】上川乗登山口16:05-16:35 武蔵五日市駅着
武蔵五日市(JR)16:48-17:06拝島17:12(中央特快)-18:04東京18:09-18:14上野18:19-18:53我孫子
■距離11.3km、標高差上り846m下り1076m
■歩行時間 6時間29分+休憩1時間35分及びルート外れ時間ロス13分
◆費 用:往路 JR天王台-JR武蔵五日市 ¥1460 ジャンボタクシー(仲の平まで ¥12,750、復路 ジャンボタクシー(上川乗登山口から
 ¥9,560
JR武蔵五日市-JR我孫子 ¥1460
 旅費合計おおよそ¥7,420(5人参加)
◆装 備:雨具、ツェルト、食糧、水、行動食 、ヘッドランプ、軽アイゼン等

◆実施概要
実施日は、前日打って変わって強風がおさまり、絶好の登山日和となった。
待ち合わせ場所の駅前を打ち合わせ時間丁度にジャンボタクシーが現れる。しっかりした舗装道路を50分ほど登ると仲の平登山口に到着。
いったん道路を下降し橋を渡ってから、かつてはロッジとして使われていたのか、数件のすさんだ小屋を見下ろしながら急登が始まった。
穏やかな天気とはいえ真冬の冷気に包まれ、あらためて森の中を歩く喜びを感ずる。あたり一面は直立した杉や檜と思しき登山道をひたすら登る。日陰の登山道は勾配が緩くなるところでは落ち葉が優に20cm以上は堆積しており、落ち葉の堆積が少ないところでは登山者に踏みしだかれた10cm程もあろうか、霜柱が凍った断面を表している。Fサブリーダーの先導の元、メンバーは快調なペースで歩を進めるが、衣服調整のため一休みするがまだ半分の道のり、数馬峠にはなかなかたどり着かない。
ひと汗かいてようやく数馬峠に到着。計画では標準タイム×1.1倍で計画したが、予定タイムより30分早い。笹尾根と対峙する西側の山梨の権現山に連なる峰々の上には富士の端正な姿が見える。なじみの風景とは言え、春には雑木がすっかり葉を落とした冬の登山の醍醐味だ。
歩き始めてほどなく小ピーク1121mの笹タワノ峰に至る。ここからは緩やかな尾根道を、笛吹(うずしき)峠を越え丸山(1098m)までは50分ばかり、1000~1100mの高低差のわずかなアップダウンの散策路を進む。各人、小休止には思い思いのところで行動食は口に入れてはいたが、ここでしっかりとした昼食タイムとする。依然、計画タイムより20分程度早いペースで、小ピークをアップダしながら緩やかに下りで小棡峠(1046m)、土俵岳(1005m)を過ぎ、快調に13:30には日原峠に到着。峠を下ったところは窪地上のところで落ち葉もうずたかく集まり小低木がまばらに生え登山道が判然としない。左方の支尾根方向を指すピンクリボンに誘導されるように下りだしたが徐々に急傾斜になり、GPSが道はずれの警告かしきりに警告音を発する。ルートから100mほど外れていることが判明事なきを得たが、窪地の周囲を囲むように直径50mの四方八方に規則性もなくピンクテープが確認される。地図を確認すると目的のルートのほかに支尾根が5つの方向に延びており、危険なテープの張り方であると感じた。落ち葉が登山道を隠してしまう窪地で多くの支尾根の分岐点となるこの特有の地形には道迷いのプロットが仕掛けられていると肝に銘じたい
。また我々登山者は暗黙的にピンクテープに信頼を置いてしまいがちだが、おかしいと思ったときは立ち止まってすぐに地図を確認する習慣をつけたいものだ。幸い5人のグループ登山で、すぐに異変に気付くことが出き、いい体験学習ができたことと思う。ロスタイムもわずか、さらに小ピークのアップダウンを繰り返し1時間ほどで浅間峠に着いた。四阿がありしばらく休憩をとるが、体が冷えてきたため、タクシーの待ち時間まで30分以上の余裕はあったがそこそこにして下山口の上川乗登山口まで降りることとした。落ち葉の積もった急な下りで日が傾き早い夕暮れが迫る中ではあったが、誰一人、体の不調もなく安全に下山できたことは、メンバー各位の体調管理の賜物でありあらためて感謝を申し上げたい。                                            記 TM


 
 数馬峠への分岐道にて



霜柱の道
 

数馬峠にて.

 
数馬峠から権現山越しの富士山


 
数馬峠から笛吹峠へ
 
 
陽だまりの峠道 


 
浅間峠からの下山路

 
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