【会山行計画】
磐梯山(1,816m)
(自動車利用案)
日本百名山磐梯山の最短距離で登れる日帰り山行
◆実施日:2024 年7 月13 日(土)(日の出4:29、日の入り19:03)
◆参加者:HY(SL)、YT、TM(L)(集中連絡先)MT
◆山行実施記録
【往路】
我孫子駅北口ファミリーマート駐車場5:00発-5:25常磐道柏IC-いわきJCT経由-8:00磐越道猪苗代磐梯高原IC-8:45 八方台駐車場登山口9:15-9:45 中の湯跡10:55-11:05弘法清水小屋11:25- 11:55磐梯山12:35-13:05弘法清水小屋13:10-14:25中の湯跡14:35-15:05八方台登山口着
【復路】八方台登山口駐車場15:20-磐越道河東IC-谷和原IC-18:50守谷駅前瓢ひさご亭にて
食事19:40-20:00 我孫子着
■7/13の歩行距離6.9km、標高差上り712m下り712m
■歩行時間5時間39分+内休憩時間1 時間37分(yamap 標準タイム×1.0)
◆装 備:雨具、ツェルト、食糧、水、行動食 等
梅雨前線が日本列島に沿うように南北に停滞し、登山の天気の適否予報が日々入れ替わる。おりしも、列島各地では線状降水帯が発生する等、不安定な天気ではあったが、幸いことに磐梯山エリアは、2日前に予報3社がすべて晴れマークを表示した。とはいえ当日は八方台登山口に着く直近までは一面雲に覆われた空模様。駐車場に着くと第一駐車場は満車状態で大混雑、200~300m手前にも第二駐車場があったが8:45AM通過時、3割ほどは埋まっていた。空きスペースを探している間に第二駐車場も満車になったとのHYさん情報。探しあぐねている我々を見かねたか、誘導員が休憩所の前の空きスペースに駐車してよいとのこと。一番いい場所に止めることができ幸先良いスタート。
ほぼ計画通りの時間に出発、登山道はしっかりしているが、ここ数日は雨天の日々であったかと思われ、登山口から間もないところでは泥濘が特にひどい。徐々に傾斜がきつくなり、特に露岩に足を置く際には滑らないよう慎重に歩を進める。30分ほどで中の湯温泉跡地につく。屋根、壁は吹き飛び、木造の骨組みが何とか形をとどめている。宿泊用の布団もそのままだ。登山道に沿った建物手前の浅い池の水底からはブクブクとガスが出ており、周辺には硫黄臭を漂わせ温泉の名残を留めている。
本格的な登りが始まり、予報通りに薄日も差し始めて半袖シャツに着替える。次なるポイント弘法清水を目指し歩き始めると、下山の人達が次から次へと現れる。2年半前の冬の雲取山山行でも上り下りする多くの人たちに遭遇し、まるで高尾山ハイキングのようだったことを思いだしたが、磐梯山も負けず劣らずの大混雑。梅雨の貴重な晴れ間が我々同様、多くの登山者を呼び込んだのだろう。登山口から2時間弱で弘法清水の小屋に着く。名前の通り冷たい清水がほとばしり出ており、のどを潤す。小屋には軽食、コーヒーやビールもあるようだが、ザックには食料十分、ショップには目もくれず眼前にそそり立つ磐梯山と北東に赤茶けた大きな山容を表す櫛が峰を楽しみ小休止。ここからは狭い急な上りを下山者と道の譲り合いをしながら計画通り30分で頂上に立つ。
頂上は薄い雲間から柔らかな日差しは感じられるが、天空全体は霞がかかり、南方の猪苗代湖は全容を表さず、淡い山影に北岸の一部の水際ラインをかすかにたどることができるのみ。しかしそれでも北東面の眺望は眼前のそそり立つ岩峰や櫛が峰の威容、そして下方をのぞき込めば緑一色の樹林と点在する湖沼群の湖面の色合いの変化までも辿ることができた。ただここでの最大の驚きはトンボの大乱舞。高山の花々にはミツバチやその大型のもの、大型のテントウムシ等、その他の昆虫類もそれに加わる。そうした中でもトンボに辟易しながらも50名程の登山者が食事をとってひと時を楽しんでいる。
下山路は同じ道を折り返す。時折、汗をかいた身体を通り過ぎる涼しい風に癒されながら帰路についた。磐越道、常磐道とも渋滞は全くなく、守谷駅前のカサゴ亭でアルコール抜きの反省会をおこない、我孫子には予定通り20:00時に無事到着。参加者の皆さん、お疲れさまでした。
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