＊　日程　：2025年7月29日（火）夜行～8月1日（金） 　＊　コース 　7月29日：新宿バスタ23:05→さわやか信州号→5:45白馬八方6:00→バス→6:22猿倉 　 　30日：猿倉6:40➡（100分）白馬尻小屋➡（180分）岩室跡➡（160分）白馬山荘 　　　　　　14:40着 　 　31日:白馬山荘4:10➡（20分）白馬岳➡（30分）三国境➡（110分）雪倉岳避難 　　　　小屋➡（60分）雪倉岳➡（160分)水平道分岐➡（120分）朝日小屋 15:00着 　8月1日：朝日小屋3:40➡（70分）朝日岳➡（60分）吹上のコル➡(100分)花園三角点 　　　　(100分)白高地沢➡（130分）兵馬の平➡(50分)蓮華温泉 13:00着 　　　蓮華温泉14:20→バス→15:55糸魚川 16:58→特急はくたか570→19:06上野 　＊メンバ－FTさん（SL）MMさん　KD（L）　　集中連絡先 HDさん　 　＊費用　約：53000円 　＊交通費：21470円　 　　　さわやか信州号7500円　　猿倉バス2000円　蓮華温泉バス2100円 　　　　　　ＪＲ特急9870円　（糸魚川～東京都区内） 　＊宿泊費：白馬山荘16500（朝夕と昼の弁当付き） 　 　　朝日小屋14000円（夕のみ朝昼食なし　売店購入可お弁当１個400円） 　 　入浴1000円

	感想 　２０１８年夏にＦＴさんが同ルートで計画された。しかし、残念なことに天候不良の為流れてしまった。 昨年ＦＴさんの了解を得、再提出するがやはり雨のせいで行けなかった。しかし、念願叶って今年決行できた。 天気は心配していた雷警報も消え晴れ予報。夜行バスは４列シートだったがシートは倒せてゆったりしていた。登山口には大勢の若い人がいて北アルプスの人気をしかと拝見する。青空の中歩き始めたのだが白馬大雪渓の中ほどからガスで視界が悪くなり落石に注意しながら登る。雪渓の上なのにとにかく暑い。昨年は雪が少なくてクラックが入り通行止めだったが今年は雪が多いという。初めて来たので比べられないが雪はたっぷりあった。ないより嬉しい。雪渓が終わると花がでてきた。雪どけが遅かったせいかいろいろな種類の花が沢山咲いていた。頂上宿舎から標高で100M位下に大岩があり時間に少し余裕があったのでその上で２０分程花畑の景色を眺めた。百花繚乱とはこの事だろう・・斜面一面にずっと花がさいている。こんなに素晴らしい場所を今まで知らなかった。今いるのにまた来たいと思った。山荘までの間もウップ草やコマクサ、イブキジャコウ草、ウメバチ草、シオガマ等、フラワーロードで疲れをドーパミン？がおさえこんでくれた。山荘は大部屋で３グループが使用していた。我々が外でビールを飲みゆっくりして部屋に入ると１グループは布団で横になっている。夕飯はさすがに大所帯の小屋だけに手際の良い流れ作業ですすむ。次の日は４時発だ。

	２日目２時半に目覚めると隣で早々に休んでいたグループがいない・・・布団が綺麗に整えられていて驚いた。最近は高山でも暑い、稜線で無風の時は尚更で熱中症のリスクを考えればナイトハイクの時間を増やす方が体に良いのだろう。特に危険個所の無い今回の山行なら足元に注意して歩けばいいのだ。「山は涼しい」は昔の話になりつつある。雪渓雪をビニールに入れて体を冷やすとか考えもしなかった。水場でも手を浸すだけでも違ったかもしれない。帰ってからの反省は多い。ご来光を白馬山頂で拝み三国境で朝食をとる。快晴の青空で立山連峰、剱はひときわかっこいい、小蓮華、新潟の山々まで見えて、目の前の雪倉に向かう稜線歩きは気持ちがいい。三国境から人が少なくなり静かでゆったりと歩ける。そして今日もフラワーロード。シモツケ、コザクラ、チングルマ、イチゲ、キンバイ、キンポウゲ、カライト草等の群生が現れる。雪倉岳避難小屋を通過して雪倉山頂までもう少しのところで雷鳥の親子を見る事ができた。 雪倉岳の山頂で雲で見え隠れする白馬、蓮華を眺めつつお昼を食べ朝日小屋に向かう。万年雪なのか今日は数回残雪をトラバースする。赤男山の斜面に30mほどの大岩がどーんと現れる。ツバメ岩と標記がある。ここの水場は枯れていた ソロの男性がこの先朝日岳へ直接登るルートは雪が残っていて道もどろどろだから止めた方がいいと助言してくれた。幸い我々は水平道ルートであったのでお礼を言い別れる。しかし、水平道は長く感じた。花がないのだ！唯一、小桜が原は湿原でなんと水芭蕉が咲いていた。朝日小屋が見えているのになかなか着かない。時間が１３時から１５時のこの時間が特に暑かった。小屋手前の沢で少し涼をとり15時に小屋に着く。（超早立ちグループなら１３時に小屋に着けたのか・・・などと思う。）朝日小屋の女主人はハッキリものを言う人で有名らしい。今日の歩行時間を計算されて、「１１時間かかってる。明日は３時半に出て下さい。」と計画変更を強制された。部屋は個室をもらえた、夕飯はホタルイカや麺御代わり自由の胃に優しいご飯だった。

	3日目3時半に小屋を出る。40分も歩くとだいぶ明るくなってきてヘッデンを消した。当初の予定を少し早めての出発だったが朝日岳山頂で朝日（ここでは朝日）が拝めたのだ。朝日小屋のご主人に感謝！山頂下には残雪があったがアイゼンは着けずに慎重に下る。栂海新道の分岐で朝食をとる。朝日小屋は朝食がないが御握りとパンの販売がある。ますの鮓400円を買ってみたが美味しかった。今日も晴天、展望もよく昨日横を通過した赤男山、朝日、雪倉、小蓮華、新潟側は苗場までよく見えた。しかし展望と花を楽しみ過ぎて遅れてしまう、少し早く出ただけなのに余裕のつもりでゆっくりしてしまった。メンバーに誤り早足をお願いする。五輪高原1700ｍ辺りから谷を挟んで目的地の蓮華温泉の建物が同じ位の標高で小さく見える。（実際は1450m）登り返しがきつそう・・見えない方が良かった。景色のいい木道を沢山の人が登って来る。今日は金曜明日からも天気は良さそうだ。白高地沢で予定の時間を取り戻し温泉に１時間入る事ができたＦＴさんとＭＮさんは余裕でスイカを食べていた。バスで糸魚川に行きそうめんを食べて帰路につく。 今回は天気の心配が全くなかった。花の時期が合い沢山の花園を見れた。３日とも晴れで暑さにやられたので対策する必要を感じた。山行中、先の道の形状を確認したり時間を調べて下さったり、常に地図を広げてくれた頼もしいサブリーダーＦＴさん、暑さ慣れしていないせいで食欲が落ちたにも係わらず３日間普通に歩き通してくれたＭＮさん、とても楽しい素晴らしい山行でした。集中連絡を引き受けて下さいましたＨＤさん　皆様ありがとうございました。　ＫＤ