12月報告

「大震災ボランティア第6次活動報告」
(遠野まごころネットでの支援活動)




ボランティアが11月の進水式に参加した第七箱崎丸の前で/
報道が入りお年寄りや子どもも参加した大槌町金澤地区での餅つき大会
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     「大震災ボランティア第6次活動報告」
      (遠野まごころネットでの支援活動)


 会員皆さまをはじめ、多くの方からの心からの各種支援をいただき、有難うございました。お陰さまで雪の第6次ボランティア隊、ハード活動では釜石市箱崎町の箱崎神社境内の清掃、ソフト活動では大槌町金澤地区での心のケアということでの餅つき大会のフォローを行ってきました。

■実施日 2011年12月27(火)-30日(金)
■参加者 男性5名 Ta(企画・車)、Ho(食事采配)、Ha(会計)、Go、Fu(とりまとめ)
■行程
27日 我孫子駅集合6:00--14:00 遠野上中宿公民館着 以降、食事の買い出し、遠野まごころネットのセンターでの登録など。
28日 釜石市箱崎地区箱崎神社境内と道路の清掃
29日 大槌町金澤地区餅つき大会支援+たい焼の支援
30日 公民館9:00--17:00我孫子着
■プロローグ Taさんから、12月か2月にボランティアに行こうという話があり、ご一緒すると言って、結果、年末に行くことになった。例会でGoさん、以降、Haさん、Hoさんが参加を表明してくれ、5人で行くことになった。
高速道路料金免除の手続きは、以前と変わって面倒になっていた。遠野まごころネット、遠野市社会福祉協議会とやり取りし、我孫子市役所に行って、やっと発行してもらった。
遠野まごころネットは、12月4日、遠野市浄化センター内に移設されたこともあり、1階建てのプレファブ2棟、そしてボランティアが減った故か、1日2回の集合受付となっていた。
 http://tonomagokoro.net/
事務局のYaさんから、ガレキ撤去などのハード作業は年内は28日で終了、29日は作業がないかもしれないのでその積りで、との電話連絡があった。Taさんの話では休みなく活動するとの話であったが、変わったのか?  行って状況に応じて対応することとした。
行くにはスタッドレスタイヤは必須となるが、10万円以上掛かってしまう。当初はTaさんが購入すると言われていたが、住友ゴム(ダンロップ)の支援を受けることになった。
Hoさんから料理采配を申し出てもらい、準備も進んでいった。
■現場の状況・情報など 12月28日
・朝7時20分に集まったのは60人、年末とはいえ最盛期の10分の1だ。その日のハード活動は、気持ち良く初詣をしてもらうためとのことで、釜石市の箱崎地区と根浜地区に分かれての神社境内と道路の清掃。雪の遠野から東へ仙人峠を越えると、雪はめっきり少なくなり、釜石市、箱崎町では雪はなくなっていた。
・我々は箱崎神社を担当した。正面石段下の石造りの鳥居は壊れ、参道も一部崩れ落ち、震災の爪痕はいまだに残っていた。急な52段の石段はズレたり崩れたりだったものを、12月初旬のボランティアで修理したとのこと、凄いことだ。
  「石段、やっちゃいますか作戦」:2011.12.10の記事
  http://tonomagokoro.net/archives/tag/釜石市  
・道路では、リーダーから溝のヘドロ取りを率先して行ったTaさんを中心とした活動を評価され、またGoさんは、深く埋まったホヤの養殖用網の取り出しにも精を出した。
・震災以降、9月と11月に2艘進水、11月進水した船を見学した。進水式には、よそ者は入れないのが通例だが、遠野まごころネットも招待された由、地元で認められている証拠だ。
  「大漁旗がはためく「第七箱崎丸」の進水式」:2011.11.16の記事
  http://tonomagokoro.net/archives/tag/釜石市
・昼食時、神社の副宮司のお礼の挨拶と、炊き出しのおにぎり・味噌汁をいただいた。
・7月の第3次隊で活動した川崎さん宅は、既に住まわれていると聞いた。良かった。

12月29日
・28日、翌日の活動を見て、大槌町金澤地区での、仮設住宅15戸と地元民を対象にした「大槌まごころ餅つき大会」に参加することにした。金澤地区は、大槌市街地から15キロほども内陸にあり、イベントも開催されていないということでの活動だった。2011.12.31の記事
  http://tonomagokoro.net/archives/11694
・搗きたてのお餅、しかも仮設住宅にお住まいの方からの差し入れであるイクラをトッピングした磯辺餅は絶品だった。神奈川から来ていた「たい焼」ボランティアのたい焼きも絶品、お腹は満腹!  用意していった昼食は夕食に回ることになった。
・Goさんは「たい焼」につきっきりでフォロー、そのまま車に乗って翌日の吉里吉里まで行く勢いだった。Taさんは89歳のおばあさんとの会話など、違う側面を見せてもらった。
■エピローグ ・年末の慌ただしい時期に、しかも雪の中、寒さの中でのボランティアをしたくなっていた。2011年の締めくくりとして、良かったのではないかと思っている。
・毎回寄る遠野駅近くのスーパー内にある、鮮魚店「新鮮組」では、笑顔と「ご苦労さま」という言葉とともに、絶品の塩辛、そしておまけと烏賊を捌くというサービスの歓待を受けた。
・初めての参加で会計の重責をこなして溶け込んでいただいたHaさん、そして毎夜、料理長のHoさんとTaさんの豪華な料理が食卓を飾り、お酒、将棋、歌(遠野の防災無線から17時に流れる「星屑の町」歌三橋美智也)で夜が更けて行った。
  http://www.youtube.com/watch?v=USfFbGBQwQs&feature=related
・バスでご一緒した市川在住のKoさんから「とうわボランティアの家」を紹介してもらった。釜石自動車道路東和ICから2キロ、遠野から30キロ、炊事場もあり、距離を厭わなければ良い環境だと思う。 
  http://towavh.jimdo.com/
・帰ってHPを見ると、ボランティアの箱崎地区隊長のFunaさんがボランティアの記録を編集した「想いが寄り添う町、箱崎」が載っていた。隊長の言葉「瓦礫撤去は、単純労働ではありません。被災された方の心を癒す行為です。どうか誇りをもって活動してください。」これなのだろう。1回でも参加をお勧めする。2012.01.02の記事
  http://tonomagokoro.net/archives/11759
・今回もいろいろな方、団体に世話になった。ボランティアのお世話をしてくださった「遠野まごころネット」、寝泊まりのお世話をしていただいた早池峰山岳会のSuさん、スタッドレスタイヤを提供していただいた住友ゴム工業(株)さん、我孫子山の会の皆さん、ここにお礼を申しあげます。多謝そして多謝   [20110109 Fu記]


 雪の遠野 東へ仙人峠を越えると積雪はなくなる

 公民館前 帰る朝は雪がもっと積もっていた

 12月4日に行われた箱崎神社の石段改修作業

 清掃をした箱崎神社の石段

 第七箱崎丸の進水式 大漁旗を立てて

 第七箱崎丸の前で

 仮設住宅を巡回しているAco-opの車

 大槌町餅つき大会で餅を搗くHaさん

 大槌町餅つき大会で餅を搗くHoさん

 大槌町餅つき大会で住民の方々と友好をはかるTaさん

 大槌町餅つき大会でたい焼の支援をするGoさん

 事務局のNaさんとFuのツーショット

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