ニュージーランド旅行記


ひとこと

今回の目的は、山仲間とニュージーランド の山々、特にマントクック(3724m)を見ることだった。しかし、残念ながら天候不順で遊覧飛行もできなかった。  
 概 要      ニュージーランドでは『KiaOra』『キァオラ!』の挨拶で1日が始まります。先住民マオリ人の伝承の大切な言葉です。ニュージーランド(以下*NZに略)の歴史は今から1000年以上前にマオリ人がカヌーで《伝説の島》からNZにやって来ましたが、《伝説の島》は何処?。明らかになっていません。【文字を持たないマオリ族の歴史】の解明は難しいようです。そして彼らは故郷から持ち込んだタロイモやクマラ(薩摩芋等の農産物)を根付かせ魚介類や鳥を捕獲して食料にし、生活の基盤を作りました。1769年にイギリス人の探検家ジェームス・クックがNZに上陸しました。その後、欧州人の移住が急増し、マオリの神聖な土地に足を踏み入れ、利権を巡りマオリ族との争いが絶えなかったそうです。この状態を懸念したイギリス政府はNZの統治に乗り出し1840年に英国総督とマオリ族長との間で『ワイタンギ条約』が結ばれました。これを機にNZは事実上イギリスの植民地になり現在ではマオリ人に対して英国人と対等の権利を認めた、という部分は高く評価されています。この条約がマオリの人権を保護する根拠となったと言われています(国旗にユニオンジャックが描かれています)総人口は約440万人。横浜の人口と同じ位で総人口の4分の3以上は北島に居住しています。特にオークランドには総人口の3分の1が集中しています。(マオリ系、ヨーロッパ系、ポリネシア系、インド、中国)多種な民族が暮らすNZは様々な文化が混在している国は世界でも類がないようです。《気候》~細長い国土のNZの生活圏は海岸近くに位置していて全体的に温暖な気候に恵まれています。<北島>(ノースアイランド)の夏は亜熱帯気候が感じられ、<南島>(サウスアイランド)内陸部の高山地帯では冬になると-10℃まで気温が下がり、NZの平均気温は南に行くほど低くなります。年間気温が高いのは1~2月、低いのは7月頃です。日中の最高気は夏の間は20℃~30℃、冬の間は10℃~15℃ほどです。

 今回は、成田より出発した時の服装で現地でもOKでした。少し、期待外れの感もありました。一方、政治では汚職が少なく、清潔な国世界一の評価です。国民党から9年ぶりに現在は労働党の首相が誕生しました。経済状況はバブル期で物価も高くNZ??1ドルが89円です。《生活》~治安は良くて家の鍵を掛けず外出しています。ただ、100~150㎞も車を走らせないと食材、日常必需品の調達が困難とは実感しました。(理髪店、スーパーマーケット、スタンド、等全ての店)頼りの鉄道網は限られていて、マイカー利用が主体の生活です。NZでは車の生産は無く、輸入に頼っています。因みに日本車が80%位、米国、欧州の国から?%位を輸入し修理しながら大切に何十万㎞も乗るそうです。走行する道路のスピードは郊外では最高時速100kmで、想像出来ない速度です。怖さを感じました。暮らしを支える主要産業の羊毛の需要が減少しているのが現状です。フリース等の安い価格で機能性がある製品に人気が移行し、羊毛の割合が減りつつあるなか、鹿の飼育が多くなってきているそうです。鹿の肉はドイツで高級食材として人気があるので鹿の放牧も多数見る事が出来ました。NZ産の牛肉は放牧で育てているので肉質が良く味も大変美味しく高値で輸出されているとの事です。
 《子育て》~国鳥のキーウイの寿命は15年位。1年に大きい卵を1個とすると平均15個ほど生みます(2個の時もある)。雌は卵を産むだけで雄が子育てをするそうですがNZの夫婦の子育もまた男性が主役で、NZの男性の結婚相手の希望の第1位は『やまと撫子』という話です。

 《人柄》~イギリスから開拓移民で森林を開拓して来た人達はお互いに助け合う気持ちが今でも強く、困った人を見ると自分の事の様に親身になって助けてくれる優しい人々だと聞きました。
 

それでは旅行&ハイキング報告です。大自然に触れた体験、NZ旅行文、弥次喜  三人組の珍道中~成田より赤道を超えNZ<北島>オークランドへ。<南島>クライストチャーチへ国内線で1時間30分等々、行程日数8日間の旅。前半の天候は日本で言えば梅雨の様なお天気でしたが後半は良い天気に恵まれました。このツアーにあたり当時の参加者は6人でした。しかしGさん、Nさん、Tさんは都合により私達三人となり残念でしたが、三人の思いをも込めて一緒に旅して来ました。  
 添乗員さん紹介   初めてお会いした時に(失礼ながらこの方が添乗員!?)と思いました。ハイカラでなく、なんと言って良いのか、南米の原住民の面持ちで素朴さ、とでも言いましょうか、私達の仲間の匂いを感じました。添乗の「Kさん」やはり仲間だと確信しました。彼は現在50歳、水戸一高の出身。青山学院大学の山岳部に所属。卒業後、NZで勉学&放浪、現在に至り旅行会社の社員として南米、オーストラリア、NZ方面の山岳ガイドもしています。『キリマンジロ登山はツアーで行く方が費用も安く安全ですよ』等とアドバイスしてくれました。
日 程 
 1月2日(火)
2018年1月2日出発  成田空港発18時30分発→空路NZ航空・直行便にてオークランドへ(時差4時間) 
 1月3日(水)
<晴れ、曇り、のち時々雨>  《オークランド~ロトルアへ》(約356㎞、約5時間15分)オークランド(着)8時30分-ワイトモ(ワイトモ鍾乳洞)
◎土蛍(ツチホタル)の見学~「ワイトモ洞窟」は世界有数の土ボタルの棲息地で知られオーストラリアにも生息しています。天井一面に星空のような光景が広がり幻想的な光に言葉も出ません。満天の星空を仰ぐよう。成虫は光らず幼虫が光る。(9か月の命)日本の蛍を想像していたのですが神秘的な光!に感動しました。
◎オヒネムツ・マオリ村(マオリ族の生活文化、風習などを今に伝えるマオリ村)
◎ガバメント・ガーデン(庭園)-ロトリアホテル20時(泊)
  
 1 移動中のドライブインにて 2  「ワイトモ」鍾乳洞出口にて
 
 3 車窓にて  4 美しい庭園のある温泉街「ロトルア」
  
5 美しい庭園のある温泉街「ロトルア」
 1月4日(木)
 <雨時々曇り>《ロトルア⇔タウポ~トンガリロ国立公園⇔ロトルア》往復370㎞(185km×2)(6時間10分)
 ロトリア8時(発)―◎天然温泉や豪快に吹き上がる間欠温泉やプールのスパは地元でも大人気です。(姉妹都市は大分県の別府です)
◎国鳥キーウイ館で鳥の観察―フカ滝―タウポ湖 (面積616㎡、139m、水深164m、琵琶湖の面積が660㎡からすると若干ですが小さいです)湖にはオーストラリアから移入された(固有種)ブラックスワンがカモやカモメと一緒に優雅に泳いでいました。『本当にブラックスワンが存在していたの?!』保険のコマーシャルに登場する悪役ブラックスワンは本当にいたのです。仰天!目の前にいる。あまり可愛くありません。
◎トンガリロ国立公園 【世界遺産】ルアペフ、ナウルホエ、 トンガリロの3つの活火山があり「マリオの人々の聖地」とされ自然と文化の複合世界遺産に登録されています。
◎レッドウッド・フォレスト 森林浴と亜熱帯の植生の観察まっすぐに伸びるカリフォルニア・レットウッド(セコイア杉:移入植物)が立ち並び、シダ科の植物が群生していて神秘的な森です。ロトルア、ホテル18時 (連泊)  
 
 6 噴出する温泉「ロトルア」 7 ニュージーランド最古「トンガリ口国立公園」

8 パワースポット「レッドウッドフォレスト」
 1月5日(金)
4日目 <曇りのち雨  ロトルア4時45分(発)オークランド空港へ8時20分(着)-10時<南島>クライストチャーチ空港へ 11時40分(着)マウントクック地方へいよいよ向かうと思うと気持ちが高鳴り期待で胸一杯です。小雨が降り寒く気温は15℃位でしょうか。
◎カードボード・カセドラル            (仮設大聖堂)・紙の大聖堂かつてのクライストチャーチ大聖堂が震災により70%倒壊したため建築  家の(坂 茂さん)による特殊な紙パイプを使う設計で建設され、2013年に公開されました。
◎テ・ワヒポウナム内マウントクック国立公園【世界遺産】
 (330㎞ 約5時間)移動中、天気は回復しますが気まぐれな天気は山岳地帯入ると雨模様。途中 ◎テカポ湖~氷河の水が周囲の岩石を溶かし て流れ込むため独特の淡い青色(ミルキー・ブルーの美しい湖)◎善き羊飼いの教会に立ち寄る。マウントクック(現地言葉でアオラキと言う)
 【世界遺産】のハミテージホテル20時30分(泊)  
 1月6日(土)
5日目 雨時々曇り  気温 10℃(天気ならホテルの展望室からNZ最高峰3,754mマウントクックを見る事が出来ます)多雨地帯のため見る確率は非常に低く私達は見る事が出来ず残念でした。氷河に削られた荒々しい山域に入り、独特な気候、氷河に削られたU字地形とモレーンの脅威的な姿と植生、偶然出会えた青に光る懸垂氷河、圧倒されるスケールの大きさ、現地ガイドの説明に息を飲むばかりの大自然の力を知りました。 《高山植物》 自生の固有種のほとんどは白か黄色の可憐な花です。色鮮やかな花は固有種では無いそうです。マウントクックだけに自生している花【マウントクック・リリー】は10月~12月の末まで白い花を咲かせる美しい花ですが、開花時期を過ぎていた為、私達は出会うことはできませんでした。ガイドさんの話によると観光地で沢山咲いているルピナスの花は外来種で国立公園ではNZの植生を乱す外来種で花が終わり実を沢山持ったところ駆除しなければならず大変な仕事のようです。11時、一路クイーズタウンへ。 (約276㎞・4時間30分)途中に ◎プカキ湖  マウントクックの麓にある湖。 タスマン氷河からの水がすべて流れ込んで美しい青緑色をしています。◎オマラマにて羊の毛刈りショーの見学後
◎アロータウン(もと金鉱の街)に立ち寄りました。
←◎ワカティポ湖 天気に恵まれスカイライン展望台・標高790m、ポブズ・ヒルの山頂よりクイーズタウンの街並み、ワカティポ湖と2000m級のサザンアルプスの雄大な山々を一望しました。 ホテル21時(泊)
 
 9 ミューラ―氷河展望台 10 ホテルよりバスで移動
 
 11 車窓より  12 車窓より
 
 13  14 ガイドさん
         
 15 マウントクックハイキング              16


 
 17 ほぼ平坦な道を歩く  18車窓より

 
 19 車窓より  20 車窓より

 
 21 車窓より  22 「オマラマ」では羊の毛刈りショー見学 

 
 23車窓より  24 車窓より

    
 25 展望台より  26展望台より
 
27 車窓より  28(鉱山の町)アローンタウン

 
 29 アローンタン駐車場 添乗員さんと  30 クロムウエル 果実店
  1月7日(日) 
6日目 晴れのち曇り 気温20℃ クイーズタウン7時30分(発)【世界遺産】
《ミルフォードサウンドへ》(約307㎞・6時間)ミルフォードサンドへ続く道のりは美しい自然が広がり壮大な草原に放牧された羊や牛の群れ、風景はまるで絵を見ている様で心が和みます。
◎キャズム(浸食でできた石の芸術)―ミラー湖―ミルフォードサンド13時【氷河が生み出す優大なフィヨルドの景観】◎フィヨルドランド国立公園 は手付かずの自然が残るNZのハイライト。スポットは氷河の浸食によって削り取られた荒々しい断崖が海面から垂直にそそり立ち、壮大なフィヨルド風景を生み出しています。14のフィヨルドの最北端、温帯多雨林地帯に位置する山と海に囲まれた渓谷で荘厳ともいえる迫力に圧倒されます。フィヨルドクルーズ船で1時間40分、数々の名所、秘境、を巡り絶景の世界遺産を全身で触れる事が出来ました。クイーズタウン ホテル18時(連泊)

 31ミルフォード・ロード  32 車窓より


 33ミルフォード・ロード  34ミルフォード・ロード


 35「ルフォード・ロード」 山岳地帯にすむオウムの仲間「ケア」  36ミルフォード・ロード


 37魅力あふれる景勝地「ミルフォードサウンド」  38記念撮影

39 ボーエン滝(フェリーより) 40 テアナの町 テアナ湖
1月8日(月) 
7日目 晴れ 気温28℃
クイーンズタウン空港10時30分(発)<北島>オークランド空港11時45分(着)
《オークランド観光 フェリーでハーバーブリッジを渡り市内に戻る。》
当地のシンボルのスカイタワーは南半球トップの高さ(328m)を誇る。
日本の東京タワーの方が少し高いです。オークランドの街を勝手気ままに散策後、
 オークランド ホテル18時(泊)
《最後の晩餐》(夕食はリースシロト・ビーフステーキ200g)サラダ、フルーツ、アイスクリーム)話も盛り上がり和気あいあい楽しい一時でした。
《お土産》ハチミツ、バター、ドライフルーツ、ワイン、ハンドクリーム、セーターなどです。思い切って記念にセーターを購入しました。ニュージーランド??400ドル(36000円)大切に愛用したいと思います。ウール70%、ボッサム?%、シルク10%です。(害獣のポッサムの毛も何故か活躍は不思議な現象)

 41「クイーンズタウン」からオークランドへ
 42 オークランド観光バス(国鳥キューイ)  43 フェリーにてデボンポンポート

 44「オークランド」の公園  45 オークランドの街を走るバス

46氷河に削られた南島(上空より) 

1月9日(火) 
 
  47 上空よりニュージーランド~日本へ 


8日目 NZからの帰国にあたり「マオリ」の文化や歴史に触れ未知の大自然に触れ、感動の日々を過ごしました。
                           MS(記)


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