8月の山行
シダクラ沢(奥多摩)



傾斜もゆるくて登りやすい。
                       /奥多摩駅に到着


【山行報告】
 
シダクラ沢

1.実施 2015年8月22日 (土)
2.参加者  I(SL)O、K、N(L)
3.行程 我孫子発5:31 新宿6:46 ~(ホリデー快速奥多摩1号)- 奥多摩8:21 西東京バス8:35 -惣岳バス停8:45下車
  シダクラ橋8:55-橋渡って、シダクラ川の川床へ下る。(装備準備20分) 入渓9:25-
  取水口9:44-2段6mぬるぬるの滝10:15~10:27 ロープ使用-涸れ沢(右岸)641m
  休憩 11:09 -二股740m 11:52-右へ-奥の二股(巨岩)12:14-左へ-大ブナ尾13:10 着替え+休憩 13:50下山開始 -小河内ダ  ム(奥多摩湖)バス停 15:10 15:23 - 15:40奥多摩16:23発(ホリデー快速)・・・沿線火災で遅れ   
4.費用 休日おでかけパス2670+バス500  計3170円
5.装備 個人:ヘルメット、ハーネス、沢靴、スリング、ホイッスル、軍手、薄手の着替え、水、行動食、コンパス、すね当てかスパッツ 共同:ロ   ープ(30m)
6.グレード D ロープ等使用のため  (ただし 沢としては 初心者用)
  標高差 742m  歩行時間(計画)7時間  (実績)6時間40分
7.地形図 1/25000 奥多摩   参考 「奥多摩の谷123ルート」
       

                       
                                                                            
                                                
 4人が、惣岳バス停を下りたつ。シダクラ橋へ向かう途中、Nは登山届を奥多摩駅前のポストに入れるのを忘れたことに気がつく。抜けている。さすがに、SLのIさんは地形図に遡行ル-トと枝沢などの方角がきっちりと書かれてあり、防水のラミネートがしてある。
 一度に3人以上は通行禁止と書かれたつり橋(シダクラ橋)を渡り、すぐに左へシダクラ川へ下る小道がある。入渓準備後、そこからすぐに一つ目の滝が見える。先行パーティーがロープを出している。ロープを出しますが?とIさん。ガイドでは直登可能と言う最初の滝だが、水が多すぎて、ロープを出しても、全身ずぶぬれになるため、右から巻く。次の滝も水量が多いので、巻く。傾斜が緩くなってジャブジャブ歩きのようになる。電車の窓からは、少ししか青空が見えてなかったが、天気は晴れてきているようで、木の間から沢床へも光が差して、水面がキラキラ光り始める。見た目には綺麗だが写真にすると、なかなかきまらない。

                                          

 


シダクラ橋です。つり橋なので定員3人


身支度して入渓です。
水はくるぶしくらいです。


滝らしい滝がないけど、暑い日は最高です。


4m程度の滝が現れても、斜度が緩いし、簡単に登れる。取水口の手前に同じく4mくらいの滝、簡単だし幅もそこそこあっていい感じだ。Kさんにカメラを渡して、滝の中でポーズをとる。取水口までで、水量が多くても雰囲気良く登れるのがこの滝くらいか?5分くらいで水流が二つに分かれている滝で、先行パーティーがロープを出している。我々は左の水流脇を通過。こちらなら安全だし。3~4mくらいの滝がいくつかある。中には、意外に深い淵の滝が多くて、葛葉とは違う。
先行パーティーは年齢も若くて、年では完全に我々が勝っている。

やっと 小さな滝が見えてきました。


やさしい滝です。
先行パーティー(右側)がロープを出してました。
Oさん K さんもすいすい登る。



 入渓から1時間もたたないで2段6mのヌルヌル滝。Iさんに左から巻き、ロープを出してもらう。ためらわずにロープのお世話になってNが最初に登る。30mのロープは長すぎるくらいなので、中間にリングを作って、ハーネスに着けた。なんでこの滝だけが、こんなにヌルヌルなんだろう?おまけにホールドも少なめ。ここだけ、日当たりが良くて、苔の生育がいいのか?

ここがぬるぬるの滝。

Iさんの確保したロープで安全に登ります



                                                  

                 ロープの回収も素早い。
                    小滝をグングン登る。


今回は、滝らしい滝もなくて簡単に登れるが、水がなくなって稜線に登るまでの高度差があることで、沢は初級でも体力勝負的なところもある。それに、二股(740m)での方向確認が必要で、詰めのルートファインディングがPoint。わかりにくいというわけではなくて、登る前に地形図をじっくり見ておいて、どの分岐でどちらへ進み、どの尾根を目指すのかを地形図と地形を照合しながら登るのである。適当に詰めても大ブナ尾根には出るのだが、尾根のどこかに出ればいいのではなく事前に、地図上で描いたルート通りにピンポイントで1128mに登る詰める。
そういうゲームをしているのだ。標識の一つもない沢はこれだから面白い。

晴れてきました。 水流の左を軽く登ります。
木漏れ日が水に反射して綺麗!
写真でわかるかなあ、木漏れ日。


二股からは、右に登る。左股は惣岳山の方角であるが、上部は登りにくくなるようだ。
水流は細くなってきて、緑色の苔むした岩がごろごろ。水がなくなってきて正面に巨岩が現れる。ここを左に登って、右手の尾根に登れば後はその尾根を登ればいい・・・・というつもりだったが、登っていくとさらに左正面に明瞭な尾根があり、その尾根が1128mに詰める尾根になると判断して左斜め上に登る。水が枯れてから200mの標高をずるずると登るので、玉の汗が滴り落ちてきた。13:10.遡行開始から 3時間50分で大ブナ尾根。ここからはKさん先頭でかなりのハイペースで奥多摩湖へ下る。あまり早すぎるので、途中で Oさんに先頭を交代。しかし交代してもあまりスピードは変わらないようだった。Nは右膝痛の気配を感じたので、無理しないように懸命にあとを追った。

                                      
二股で方角確認のIさん。

水は涸れて最後のつめ、汗がしたたり落ちました。




沢を詰めて、大ブナ尾根。かれいな4人でした。


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